ゆめりんご日記

よりにもよって連休初日の未明に阿蘇中岳が噴火しテレビではまたまた大騒ぎです。
噴火時点の中岳上空の風向きは南西で中継された阿蘇市役所は火山灰が降り注いだ北東側にあるためテレビニュースキャスターは地面や車に積もった火山灰を写しだし、避難してきた住民のインタビューを交え被害の重大さを訴えたかったようです。
降灰被害は阿蘇山や桜島ではその土地の風土で降灰も風向き次第で風下に降り注ぎ、それ以外の地域は全く何の影響もないのですが、あたかも阿蘇地域全域が危険で警戒を要するような騒ぎ立てて恐怖心を煽るような報道をする傾向がいまだ強く、そのたびに私たち観光業者は問い合わせの電話の対応に振り回されてしまいます。
火山灰が降ったり防災無線でがなり立てられなければ、風下以外の住民は噴火にはなかなか気がつかないものです。
ペンションゆめりんごのある火口から北西に7キロ離れたこの地域での噴火による風震や降灰の影響は皆無です。
予約されているお客さんや知人からの心配しての電話が既に５件、子供たち3人からはLINEで安否確認はありました。
熊本地震の復興が徐々に進み観光客も少しずつでも戻ってきた矢先のこの噴火報道で
去年9月の噴火の時と同様の風評被害が再燃しそうで腹立たしい気持ちになります。
とりあえず　今日、明日の連休期間予約頂いているお客様へ「心配いりません」とお伝えしておきます。
写真は草千里火山博物館からの現在（10/08 8:12）のライブカメラの映像です。
噴火の活発時のような真っ黒い噴煙ではなく水蒸気による白い噴煙に戻っていて火山灰も心配するほど含まれていないのが確認できます。