2008年09月25日
タイル風呂
数ヶ月前からペンションのお風呂のボイラーが使ってない時間にも燃焼する音がするようになっておかしいなって思って調べてみたら案の定配管のある地表にお湯が貯まっているのを発見しました。
スコップで地面を掘り返したところ金属製の配管の表面が錆びて穴があき水が吹き出ていました。
その部分だけならとホームセンターで強力なテープを買ってきてしっかり巻き付けて完了、早速ボイラーからのお湯を通したところじわじわと膨れだしあっさりと漏れ始めました。
金属パイプを交換はさすがの私もちょっと無理。
翌日親しい左官さんに助っ人を頼んで数時間で新しい塩ビのパイプと交換することが出来ました。
今度は大丈夫と自信を持ってお湯を通して浴室のシャワーの蛇口を開けるのですがお湯が出てきません(^_^;)別の箇所がもっとひどい配管の割れ箇所があるはずと判断し、配管が一つの浴室の下を通りシャワーの蛇口に繋がっていることから浴槽の下あたりと推測結局浴槽を壊して浴室から撤去しました。
次の日はコンクリートの分厚い床をハンマードリルで壊し埋まっている土や石を取り除きやっと配管が見えました。
浴槽の下の配管は異常なくその先の洗い場の下あたりが怪しいとトンネルを掘りながら配管をたどっていってやっと破れ箇所を発見しました。直角に二つに分ける「チーズ」という部品の接続部で錆がひどく大量漏水の原因になっていました。
狭く作業が困難な場所で左官さんは金属のパイプを切断し塩ビパイプでバイパスを作り無事に配管作業を終えました。
次に浴槽を新たに造るに際して新しい市販のバスタブに交換も考えたのですが、折角のこの機会に昔懐かしいタイル風呂を造ろうと二人の意見が一致し作業に取りかかり昨日中に浴槽の土台まで完成させることが出来ました。
今日は防水セメントを塗り3,4日後にはタイルを貼る作業を行い夢のタイル風呂が完成します。
普段お客さんはゆめりんご専用の温泉を利用するためにペンションにある二つの風呂はほとんど使用されなくなりました。
今回壊した風呂は私たち家族がノーゲストの日に利用する程度ですが手作りのタイル風呂に生まれ変われば子供の頃によく通った「風呂屋」の思い出が蘇ってきそうな気がして今から楽しみにしています。
富士山のタイル絵でも描けたらもっと楽しくなりそうですが・・
もちろんお客さんが希望されれば利用することもできます。
「漏水」が引き金となって「タイル風呂」に入れる、「転んでもタダでは起きぬ」関西人魂が蘇ってきた1週間でした(*^_^*)
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Posted by ゆめりんご at 07:11│Comments(0)